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ゴジラのムートーが可哀想

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ゴジラのムートーが可哀想


今回のゴジラで印象深かったのは
「悪役怪獣ムートーが可哀想に見えた」という点でした。


別に無理に偏った見方をしたつもりはありません。


素直に鑑賞していても、

「悪役怪獣のムートーに感情移入してしまう映像」
になっていたと思います。


どういうことか?
説明していきますね。




ムートーの愛の描写


映像は、編集によってどんな人物にでも感情移入できるようになるメディアです。


・どんな想いを抱いているのか
・どんな家族がいるのか
・どんな過去があったのか

といった、
バックグラウンドの掘り下げ次第で、ヤクザだって豚だって主人公になり得ます。


だからこそ、勧善懲悪作では、
悪役を掘り下げません。

掘り下げてしまえば、感情移入の対象となってしまい「ザ・悪い奴」でいられなくなるからです。


したがって、
怪獣映画では、悪役怪獣の掘り下げをしないのが普通です。


しかし、今回のゴジラの敵ムートーは、掘り下げがありました。


妊娠したメスムート
メスとオスの再会
オスがメスにプレゼント
オスとメスのキス
巣を作るムートー
卵を産むメス


こんなに丁寧に描写されると、
どうしたって愛着がわきます。

そもそも
「時間と距離を超えた再会」
というだけでかなりドラマチック。

僕はけっこうトキメキました。


その上で、プレゼントとキスまでさらると、

「頑張れムートー!」

というモードになるものです。


しかも、対する人間の描き方は雑なので……。




人間がなに考えてるのか分からない


当たり前ですが、ムートーより人間の方が長時間映ります。

ただ、行動は描かれるものの「行動の根拠」となるようなエピソードが少なく、


「ん?なんで?」


と聞きたくなる展開が多かったのです。

妄想補完はできるものの、
妄想では感動できないので、
もったいなかったですね。


そして、雑な人間ドラマの後に、
丁寧な怪獣ドラマがあるので、
やはり怪獣の方が味方に感じられました。



人間が神の世界に降り立つ


終盤、聖書を読みあげ、
「2001年宇宙の旅」のモノリスとの遭遇を想わせるBGM(エエエエエ!みたいな)と共に、人間はパラシュート降下します。

言わば、「神の世界へ足を踏み入れる場面」ですね。


神の方に感情移入していた僕も、
流石にカッコイイと思いました。

が、その後の展開で悲しくなりました。

なんと、主人公がムートーの卵を燃やしたのです!



自分も子供がいるくせに、
ムートーに申し訳なさを覚えないのでしょうか!?

せめて躊躇いながら、
謝りながら、
泣きながら燃やせばいいのに!

いいクライマックスになりましたよ!




主人公が母親ならば許せたかな?


ムートーの卵を燃やす場面は、
主人公が子持ち女性なら逆に許せたでしょう。

「気持ちは分かるけど」
って感じになって、腑に落ちます。


例えば、
「エイリアン2」は
子供エイリアンを倒してマザーエイリアンが怒りますが、

主人公は女性だし、
小さな子を守りながら戦っていたので、

「女同士の戦い」
としてフェアだったと思います。


その点、ゴジラは男性主人公。

母親の気持ちを考えない無神経野郎に見えるんですね。


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