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ミュラー・リヤー錯視における錯視の要因 結果と考察

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ミュラー・リヤー錯視における錯視の要因レポートです。


実験の「ミュラー・リヤー錯視における錯視の要因 結果と考察」の部分です。


心理士




幾何学的錯視のレポートの「結果」


結果

 ・平均化
実験の結果をA系列とD系列に分けて錯視量を条件ごとに平均化すると、以下のようになった。

A系列
30px 60px 90px
D15 -16.02431 -23.87500 -28.11458
D30 -26.49306 -38.37500 -40.97222
D60 -36.79167 -45. 75694 -44.48264




D系列
30px 60px 90px
D15 -2.329861 -9.069444 -14.78472
D30 -12.756944 -24.906250 -27.75694
D60 -25.434028 -35.534722 -33.37153




 ・長さについて
 矢羽根の長さを独立変数とした1 要因参加者内要因計画の分散分析を行った。長さの主効果F(2,1222)= 60.411=< 2.2e-16で有意。長さの主効果について多重比較を行うと、30-60px(p= 2e-16)、30-90px(p= 2e-16)、60-90 px(p= .001)の間が共に有意であると分かった。
 ちなみに、長さの平均と平均偏差は以下のようになった。
平均
30px 60px 90px
錯視量 -19.97164  -29.58623  -31.58044

平均偏差
30px 60px 90px
錯視量 19.60999  21.94665  21.47640



 ・角度について
 矢羽根の角度を独立変数とした1 要因参加者内要因計画の分散分析を行った。角度の主効果F(2,1222)= 221.653=< 2.2e-16で有意。角度の主効果について多重比較を行うと、D15-D30px(p= 2e-16)、D15-D60px(p= 2e-16)、D30-D60px(p= 2e-16)が共に有意であると分かった。
 ちなみに、角度の平均と平均偏差は以下のようになった。
平均
D15 D30 D60
錯視量 -15.69965  -28.54340  -36.89525
平均偏差
D15 D30 D60
錯視量 18.31532  19.14125  21.77900


 ・系列
A・Dを独立変数とした対応のある2群の平均偏差のt検定を行った。その結果、A(M=-33.44,SD=19.83)は平均の数値が高く,D(M=-20.67,SD=21.46)は平均偏差の数値が高かった。t(647)=16.98,P=2.2e-16



考察
 仮設では、長さの変化では錯視量が変わらず、角度の変化で錯視量が変わると予想した。しかし、それは間違っていた。
 実験結果によると、線の長さは大きい方が、より錯視量が増大する傾向になると分かった。30pxと60pxを比較すると、平均錯視量が-19.97164 から-29.58623へ増大している。ただし60pxの平均偏差錯視量は21.94665であり、平均値との差が開いている。これにより、錯視量には個人差が大きいと考えられる。また、60pxから90pxへの変化では錯視量が大きく変わってはいない。最小の長さから一定の長さへ変えた時に、最も錯視量が変化しやすいと分かった。
続いて角度はもD15 とD30を比較すると、平均錯視量が-15.69965 から-28.54340に増大しているように、大きい方が錯視量が大きくなると分かった。ただし角度も平均偏差との幅が広がっており、個人のばらつきがあると考えられる。角度に関しては、D30からD60への変化でも、錯視量が増大している。
系列の違いでは、Aの方が平均錯視量-33.44と、Dの平均錯視量-20.67より大きい傾向にある。ただ、Aは平均と平均偏差との差が大きいため、個人差が大きいと言える。
 これらの結果から、錯視量は全体的に個人差が大きいが、角度も長さも大きくするほど錯視量が増大することが分かった。調整法の系列は、上昇系列の方が錯視量が大きい。
 大きい線を見ながら大きな角度で線を上昇する方向に調整していくと、実際より格段に大きく感じられると考えられる。注意点としては、微差であるが、Aの角度D60の60pxと90pxを比較すると、60pxの方が錯視量が高くなったということがあげられる。AでDの60で長さを大きくすると錯視が大きくなるのは間違いないが、必ずしも大きければ良い訳ではないのだ。この理由を解明するのが、今後の課題であろう。


参考文献

『よくわかる心理統計』
2004年
山田剛史 村井潤一郎
ミネルヴァ書房

『VisualBasic によるミュラー・リヤー錯視実験プログラム」』
2010年
永井 健介
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~hisamoto/

『錯視の科学ハンドブック 』
2005年
後藤倬男 田中平八
東京大学出版会

『錯視図-見え方の心理学』
1992年
今井省吾
サイエンス社

『錯覚の心理学』
1995年
椎名健
講談社現代新


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