長期記憶における意味ネットワーク 実験1の考察と実験2
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長期記憶における意味ネットワークレポートです。
実験の「長期記憶における意味ネットワークレポート 実験1の考察と実験2」の部分です。
考察
判断の種類に主効果があり、特徴の方が反応時間が長かった。
ノードの主効果が有意であり、sameはfarよりも反応時間が短かった。
カテゴリーの際に、sameよりもfarの方が反応時間が短く、nearよりもfarの方が反応時間が短かった。
被験者は、先に提示された単語と次に提示された単語を結びつけて、その結びつきがしやすい、近くの階層にあった組み合わせほど反応時間が速かったと考えられる。
コリンズとキリアンの意味ネットワークモデルにおける階層構造の説が支持される結果であったと言える。
実験2
目的
長期記憶内に貯蔵されている情報に対する処理が、意味敵な距離の遠近により、異なるのかを調べる。また、上記のような処理が、構音機能に支えられているか否かを明らかにする。
方法
実験参加者
北海学園大学の学生25名が実験に参加した。
実験装置
パーソナルコンピュータが用いられた。実験用ソフトウェアは、オリジナルのプログラムが用いられた。用いられた文脈の組み合わせは資料2の通りであった。
課題と手続き
課題は全30試行であった。一試行は、注視点「+」が1秒間提示されるところからはじまり、注視点焼失後、1秒間のブランク画面が提示された。その後、プライム刺激(文節)が3秒間提示された。実験参加者は、ターゲットが提示されたら、可能な限り遠く正確に「プライム語がターゲット語と関係があるか」を判断をしなければならなかった。
Yes判断時には右手人差し指で「J」キー押し、No判断時には左手人差し指で「F」のキー押しが求められた。プライムとターゲットの組み合わせは全てプログラムによりランダム化された上で提示された。実験参加者は構音抑制群と、統制群に分けられており、群によって以下の違いが存在した。構音抑制群は、実験中常に「ザザザザ…」と言い続ける。統制群は、何も言わず普通に課題を遂行する。
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