札幌ドームのマネジメント2
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これらの企業との関連も見逃せない。
テレビや新聞といったメディアとの協力関係は、外部に向けた施設の印象に関わり、飲料・食品関係の企業は、札幌ドーム内での商品展開に関係する。
かつてはサッポロビール(株)との提携が特に強かったが、現在ではサントリービバレッジサービス(株)や北海道キリンビバレッジ(株)、北海道コカ・コーラボトリング(株)もスポンサーに加わっており、それが販売している飲料ラインナップに直接変化をもたらしている。
どこかを優遇し過ぎたり、どこかを冷遇し過ぎないように公平に接するマネジメントに現在は成功していると言える。
続いて、競合他組織について記述する。札幌ドームの競合となるのは、近辺に存在するドーム施設である、北海道立産業共進会場(愛称は月寒グリーンドーム)、札幌コミュニティドーム(愛称はつどーむ)だ。
地域のイベントの場合は、これらと競合しているが、開催規模が違い、また施設の利用法も異なるために、それぞれが使い分けされている。
北海道規模で言えば、旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場や、帯広の森野球場、函館市千代台公園野球場も競合である。
さらに、全国規模で考えると、同じドーム球場である東京ドーム、福岡ドーム、大阪ドーム、ナゴヤドーム、西武ドームも含まれるだろう。
札幌ドームは5大ドームと呼ばれるように、全国的にも知られている施設であるため、全国規模の存在だと言え、その意味で競合も多岐にわたる。
とはいえ、それだけ有名で、利用されている施設なので、競争における優位性は高い。
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