行動科学要求水準レポートの例 結果
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「要求水準」のレポートです。
大学のレポートの「目的と方法」の部分です。
結果
まず全体のデータについて記述する。表1のように、達成差と目標差の関係は、ADが正の時にGDが負になり、ADが負の時にGDが正になる傾向が見られた。さらに、前述の傾向と比較すると低い数値だが、ADが正の時にGDが正になる傾向と、ADが正の時にGDが0になる傾向がほぼ同じ程度に存在している。またADが負の時にGDが負になる傾向と、ADが負の時にGDが0になる傾向も確認された。ADが0の時は、GDが正の回答も負の回答も0の回答も若干見受けられた。
満足度に関しては、表2のようにADが負の時に満足度が1になり、ADが正の時に満足度が3になる傾向があるが、ADが正でも、負でも、一定量の満足度2の回答が存在する。例外の回答もわずかにあった。
続いて、自身の個人データの結果について記述する。表4のように、達成差と目標差の関係は、ADが正の時にGDが負になる回数と、ADが正の時にGDが正になる回数と、ADが正の時にGDが0になる回数とが同値に存在した。
ただし、ADが0と負の時に、GDが正になる場合も存在しているため、完全に一貫した傾向とはいえない。ADが負の時は、全てGDが正になっているので、これは明確な偏りである。満足度に関しては、ADが負の時は満足度が1か2、ADが正の時は満足度が2か3になっている。ADが0の時に満足度が3の場合も存在した。
個人の集計表は表7のような結果であり、それをグラフにしたものが表6である。
特徴は、GDスコアに一貫した正負の方向性がないことや、スコアの振れ幅が大きい点だ。ADとGDの平均が0付近になっているが、これは先行研究同様の、一般的な値だと言える。
さて、この結果により、理想水準タイプでも、最低水準タイプでもないことが分かった。GDスコアは正の方が多いが、6、7回以上の一貫した偏りはなかったためである。また、数値に振れ幅はあるので、現実水準タイプでもない。したがって、混合タイプだということになる。
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